2004年8月

       日本共産党茨木市議員

 

2004年原水爆禁止世界大会(広島大会)ご報告

代表派遣カンパに、ご協力をいただき誠にありがとうございました。

第一日目・8月4日(木)は新幹線で広島駅に到着後、昼食をすませてから広島県立総合体育館での大阪代表団の合同集会に参加しました。今年の大阪代表団の参加者は405名で、うれしいことに初参加の方や青年の参加者が多いことが特徴とのことです。午後2時より2004年原水禁世界大会(広島大会)開会総会に参加しました。世界と日本全国各地からの参加者は7800人と発表されました。海外代表のみなさんは23カ国・38団体、8国際・地域団体の63名、および政府代表3名、合計66名と多彩に広がっています。今年は秋葉忠利広島市長が直接参加され特別発言がおこなわれました。秋葉市長は、被爆直後、広島には「75年は草木も生えぬ」といわれたことにちなみ、「被爆後75年目に当たる2020年までに、この地球から全ての核兵器をなくすという花を咲かせよう」と熱烈な訴えをされました。エジプト、メキシコ、マレーシア各国政府代表が次々に発言されました。海外代表や全国代表の報告発言がつづきました。

 第二日目・8月5日(金)はYMCA・国際ホールでの分科会「核兵器も戦争もない世界を」に参加しました。この分科会ではNPT再検討会議などで活躍する海外のNGO代表とともに、核兵器廃絶の展望や課題を論議し、日本と世界での活動を交流しあいました。

アメリカ合衆国のアリス・スレーターさん(環境保護グローバル研究行動センター所長)は、「ニューヨーク行動にそれぞれの自治体の市長に参加を呼びかけてほしい。また『いま、核兵器廃絶を』の署名を託してほしい。憲法9条を守ってほしい。日本に助けられてイラク戦争をつづけている、ミサイル防衛で宇宙まで核軍拡をしようとしているブッシュ大統領を辞めさせたい。ニューヨーク市民としてもがんばっている。」と訴えました。

 第三日目・8月6日(土)は閉会総会です。クリストファー・G・ウィラマントリさん(国際反核法律家協会会長/国際司法裁判所・元副所長)は、「今や核兵器をだれもが簡単に手に入れられる。核の科学的技術などは市場に出回っている。核をつくる秘密などあり得ない。核兵器によって私たちが廃絶される前に私たちが核を廃絶しなければならない。」など訴えました。

  私は1981年の長崎大会に初参加以来、この間長崎大会に3回と広島大会に4回参加させていただきました。今年の大会で、一番印象的だったことは、地球上において新たな核兵器使用の危機が一段と高まっているということです。一方世界の反核の世論と運動が拡がっており、アメリカなど核固執勢力はそれを気にしているということです。

「核兵器をつくる技術は市場に出回っている」「アメリカが使える核兵器の開発といっているが、小型といっても広島型ぐらい。本気で使おうとしている。」との報告に空恐ろしさを感じ、ジェノサイドを禁止している国際法に照らしても、核兵器が違法であることを改めて理解しました。

「核兵器廃絶の国際協定の早期実現」めざして私も精一杯がんばります。

最後にみなさんに重ねてお礼を申し上げ、ご報告といたします。

                                                     以 上        

各     位
阿字地洋子