=9月市議会=
刷新21、公明党、民主みらい、などのオール与党が安威川ダム建設推進決議を強行
今回の決議は最終的に公明、刷新21(自民党と保守系無所属の連合)、民主みらい、市民ネットワーク茨木の共同提案となり、24日の最終本会議に上程されました。
 日本共産党の質疑では、安威川ダムは利水はもちろん、治水上も「百害あって一利なし」の計画であり、このダム計画の直接のきっかけとなった1967年(昭和42年)の北摂大水害も、原因は、内水(降った雨が河川に流入できずに低地にたまって起こる浸水)と安威川ではなく支流の茨木川と勝尾寺川の溢水(いっすい)によるもので、安威川上流にダムをつくっても役に立たないどころか、周辺の開発を促進したり、茨木川や勝尾寺川の流入を促進し、かえって水害をひどくする役割を果たす事を当時の水害の報告書から明らかにしました。
 ところが、オール与党は、提案しておきながら、ダムの必要性や北摂大水害の原因すら「専門の分野」なので答えられないという有様です。
 こんな決議を強行しても「脱ダム」の流れは止められません。日本共産党市会議員団は、安威川ダムの中止と共にいかなる場合も地元住民に不利益にならない解決、補償を求めて引き続き全力を挙げます。
▽安威川ダム建設推進決議に賛成した議員
・刷新21〜辰見 登、羽東 孝、中内清孝、山本隆俊、井上勝美、福里俊夫、福井紀夫、川本紀作、小阪和夫、木本保平
・公明党〜大島一夫、村井恒雄、水野保夫、青山則子、菱本哲造、茂手木幹久
・民主みらい〜中村信彦、田中総司、友次通憲、石井 強
・市民ネットワーク茨木〜西田 孝、大谷敏子、上田光夫


▽安威川ダム建設推進決議に反対した議員
・日本共産党〜畑中孝雄、辻村 惺、阿字地洋子、朝田 充
・新社会党〜山下慶喜
※松島勝夫議員(公明)は議長のため、松本利明議員(市民ネット)は当日欠席のため採決に参加せず。