2005年3月定例市議会報告C−組み替え動議

日本共産党市会議員団は、市当局が提案する予算案に対して、ただ反対する
ばかりではなく、予算案の各項目の内、ムダな部分を削減し、その減額分を
本当に必要な分野に回して充実させようという提案(予算の組み替え動議)
を議会に提出しています。

歳出予算の減額提案は、総額およそ12億円。

主な内訳は、

・国際文化公園都市(彩都)開発や安威川ダム事業など大型公共工事の凍結
・不要不急の道路建設などの土木工事
・同和関連予算
・公共料金引き上げなどのニセ行革である新行政改革指針策定事業
・内水被害が想定されていない(安威川ダム必要論を導き出すための)洪水
 ハザード・防災マップ

などです。

歳出予算の増額提案は、総額およそ2億円。

主な内訳は、

福祉・医療・教育・商工業振興など市民要求のいっそうの充実

となっています。

減額が総額12億円、増額が2億円とアンバランスな理由は、減額項目が
今期一回のみ支出の項目が多いのに対して、増額提案している項目は、制度
として毎年継続して支出していかなければならないものだからです。



◎歳出予算の減額提案 合計12億345万円
山麓整備線 7000万円
モノレール豊川駅前広場整備事業 9900万円
(仮称)彩都あさぎ保育園用地取得事業 2億890万円
彩都西小学校施設取得事業 1482万4千円
創業促進バイオインキュベートルーム賃料補助事業 2420万1千円
彩都(国際文化公園都市)建設推進協議会負担金 990万7千円
安威川ダム関連事業 2億7250万円
安威川ダム建設協議会負担金 48万2千円
(仮称)大阪府茨木駐車場整備事業 7608万
北春日丘北線道路改良事業 2億4千万円
松下町西穂積線道路改良事業 6千万円
新行政改革指針策定事業 58万7千円
洪水ハザード、防災マップ策定事業 518万1千円
旧沢良宜共同浴場改修事業 9850万円
人権関係補助費等 1679万4千円
人権に関する市民意識調査 650万円
◎歳出予算の増額提案 合計1億9908万円
身体障害者(児)・知的障害者(児)福祉金給付事業の継続 2600万円
在宅寝たきり老人等介護見舞金事業の継続 630万円
通院乳幼児医療費の就学前までの拡充 3800万円
障害者およびひとり親家庭医療費助成制度=一部負担金低所得者助成の新設 550万円
歯科検診はがき通知事業実施 328万円
産業活性化緊急支援事業(民間住宅等リフォーム助成制度)新設 2000万円
小学校一年生30人規模学級導入 1億円